日本EVオーナーシップ調査2024結果

最近発表されたJ.D.パワージャパンの2024年日本EVエクスペリエンス（EVX）オーナーシップ調査の結果は、電気自動車（EV）の魅力や今後の市場拡大の可能性を示唆するもので、とても興味深い内容です。

この調査は、2021年から2024年にかけて初度登録されたEVおよびプラグインハイブリッド車（PHEV）のユーザーを対象に行われ、日本では初の試みとのこと。特に、軽EVと登録EVのユーザー間での保有スタイルや利用方法の違いが明らかになりました。軽EVユーザーの91%が戸建て住宅に住み、65%が複数の車両を保有しているのに対し、登録EVユーザーはそれぞれ80%と54%という結果が出ています。これは、やはり軽EVが日常の移動手段として非常に便利で、親しみやすい存在であることを示しています。

さらに、維持費の低減を実感しているユーザーが多いという点にも目を引かれます。軽EVでは75%、登録EVでは71%の方々が維持費が安いと感じており、今後のEV購入意向も高いとのこと。このようなポジティブな体験が、次の世代のEV購入者を生む大きな要因となるでしょう。

ただ、バッテリー劣化の問題が浮かび上がっているのも事実です。登録EVユーザーの19%が航続距離の短縮を感じているとのことですが、これは多くのEVユーザーが抱える共通の課題とも言えます。この課題がクリアされれば、更なるEV市場の成長が期待できるでしょう。

総じて、この調査結果は日本のEV市場の未来に明るい展望を示しています。特に初めてのEV購入者を増やすことが、市場拡大の鍵だという点は非常に重要です。今後のEVの進化や新モデルの投入に期待が高まります。これからもEVがどのように発展していくのか、目が離せませんね！

2024年12月17日 11時22分