ホンダがEICMA 2024で革新的な電動バイク2モデルを公開。2025年発売予定のスポーツモデル「EVファンコンセプト」と都市型モビリティ「EVアーバンコンセプト」が登場。ホンダの電動化戦略と環境目標への大きな一歩。です。
ホンダ、次世代電動バイク2モデルを世界初公開:スポーツと都市型モビリティの未来形
ホンダは、イタリア・ミラノで開催されたEICMA 2024において、革新的な電動バイクのコンセプトモデル2台を世界初公開しました。「EVファンコンセプト」と「EVアーバンコンセプト」と名付けられたこれらのモデルは、ホンダの野心的な環境目標と電動化戦略を具現化した画期的な製品です。
⚫︎ EVファンコンセプト:電動スポーツバイクの新時代
EVファンコンセプトは、ホンダ初の電動スポーツバイクとして注目を集めています。2025年の発売を予定しているこのモデルは、以下の特徴を持っています:
- 固定式バッテリーを搭載した中型排気量帯相当のネイキッドタイプ
- CCS2規格の急速充電に対応
- 1回の充電で100km以上の走行が可能
- 静かでスムーズな走行感覚と電動ならではのエモーショナルなライディングフィール
ホンダの長年にわたる二輪車開発技術を活かし、「走る・曲がる・止まる」の高次元な性能と、電動ならではの新しい乗り味を融合させています。
⚫︎ EVアーバンコンセプト:都市型電動モビリティの未来
EVアーバンコンセプトは、ホンダが考える理想的な都市型電動モビリティを具現化したモデルです。主な特徴は以下の通りです:
- 機能性を追求した洗練されたデザイン
- 最新のコネクテッド技術を搭載
- ホンダ自社開発のバッテリーパックを採用
- 直感的なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)
このモデルは、都市環境での移動をより効率的かつ快適にすることを目指しており、ソフトとハードの融合による新しいモビリティ体験を提供します。
ホンダは2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、2026年までを市場参入期、それ以降を事業拡大期としています。2030年までに世界で30機種の電動モデルを投入する計画の一環として、これらのコンセプトモデルは重要な役割を果たすことが期待されています。
ホンダの野心的な目標である2050年までの企業活動全体でのカーボンニュートラル実現、そして2040年代までのすべての二輪製品でのカーボンニュートラル達成に向けて、EVファンコンセプトとEVアーバンコンセプトは大きな一歩となるでしょう。これらの革新的なモデルにより、ホンダは電動二輪車市場でのリーディングカンパニーを目指し、持続可能なモビリティの未来を切り開いていきます。
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