中国広東省EV充電とグリーン電力

中国広東省では、グリーン電力取引が着実に進展しており、2021年の開始以来、取引規模が大きく拡大しています。最近開催された「粤港澳大湾区グリーン電力・グリーン電力証書の質の高い発展大会」では、広東省の電力取引センターや南方電網がグリーン電力の取引状況を発表しました。累計取引電力量は驚きの120億キロワット時を超え、これは地方経済の発展やエネルギーの低炭素転換に寄与していることを示しています。

特に、今年は190社の発電企業と電力販売会社が関与し、56億3千万キロワット時のグリーン電力が取引されました。中でも、36社の分散型太陽光発電企業が取引に参加し、業界全体での協力が進んでいる様子が見て取れます。この取り組みは、中国が掲げる2030年までのCO2排出削減や、60年までの実質ゼロ達成に向けた重要なステップとなっており、持続可能な未来に向けた明るい兆しを感じます。

全液冷式の超急速充電実証ステーションも展示されており、EV充電インフラの進化も促進されていることが注目されます。これは環境負荷を軽減するための重要な技術であり、電動車の使用拡大にも貢献するでしょう。

広東省の取り組みは、私たちが未来をより良くするために必要なエネルギーの使い方を考えるきっかけとなると感じます。これからもますます進化していくグリーン電力とEV充電の未来を見守っていきたいと思います。

2024年12月13日 08時21分