新エネ車100万台突破 深圳の充電革命

中国・深圳市が推進する新エネルギー車の普及と充電インフラの整備は、非常に興味深い進展です。特に、NEV（新エネルギー車）の保有台数が100万台を超え、市内の自動車の4分の1以上を占めるというデータは、持続可能な交通手段へのシフトが進んでいることを示しています。2024年上半期には新車販売の72.6％が新エネルギー車に該当すると予測されており、これは驚異的な数字です。

深圳市内には670カ所の超急速充電ステーションがあり、年内には1千カ所に達する計画が立てられています。この充電インフラの整備は、新エネ車の普及に大きく貢献していると考えます。特に注目すべきは、超急速充電器を利用すれば、10分以下で80％以上の充電が可能という点です。「1秒の充電で1キロ走行」という効率性は、EVの利用をさらに身近なものにしています。

加えて、深圳市はエネルギー管理システムとして仮想発電所（VPP）を構築し、充電器やビル空調、太陽光発電設備などとの接続を進めています。このような先進的な取り組みは、エネルギーの効率的な運用と持続可能性を確保するために非常に重要です。充電インフラの電力消費量が前年同期比で7.0％増加している点からも、システムが効率的に機能していることが確認できます。

深圳市の取り組みは、他の都市でも参考になると思います。このような積極的な施策によって、電動車社会の実現が加速されることを期待しています。今後の発展に大いに期待したいです。

2024年11月11日 12時20分