百度と吉利が進めるEV改革と資金調達

中国の百度と吉利の合弁新興EVメーカー「極越」が新たな資金調達と合理化を進めることを発表しました。激しい市場競争に直面している中で、重複する部署や役職の統合、収益に貢献しないプロジェクトの削減などを行い、今後の成長に向けた第一歩を踏み出しています。この動きは、中国のEV市場において企業が競争力を維持するための重要な戦略です。

極越は2021年に設立され、現在2種類のEVを展開しており、9月時点での累計販売台数は9767台に達しています。また、吉利が65％、百度が35％の株式を保有しており、今後の共同戦略にも期待が高まります。業界分析者からは、中国市場における小規模ブランドの厳しい戦局が予想されていますが、これは逆に大手メーカーによる競争力強化につながる可能性があります。

急成長を遂げる中国のEV市場において、極越の今後の戦略がどのように実を結ぶのか、非常に楽しみです。最新のテクノロジーを活用した新しいモデルやサービスを期待し、業界全体の進化を見守りたいと思います。

2024年12月14日 21時21分