アウディe-tron GT リコールと火災リスク

アウディe-tron GTのリコールについて、最新の情報をお伝えします。フォルクスワーゲングループジャパンは、12月5日にアウディの高電圧バッテリーに関するリコールを発表しました。このリコールは、最悪の場合に火災の危険性があるという重要な注意喚起です。対象となるのは、2021年8月6日から2024年4月5日までに輸入された「RSe-tronGT」と「e-tronGT」の2モデル、合計で662台です。

このリコールは、特定のバッテリーモジュールにおいて製造上の不備があったことが原因です。具体的には、内部短絡が発生する可能性があるため、対策として不具合のあるモジュールは良品と交換されることが決定されています。また、車両には自己診断機能を搭載した対策プログラムがインストールされる予定です。ただ、プログラムの準備には少し時間がかかるため、ユーザーに対してはバッテリーの定期点検のお願いと、充電量を80％に制限するように周知されています。

これまでに不具合の発生は確認されておらず、事故も報告されていないとのことで、安心感があります。今回のリコールは、2024年6月20日に届出された改善措置の内容に変更があったため、対象車両が追加される形で新たにアナウンスされたものです。

アウディe-tron GTは、そのスポーティなデザインやパワフルな駆動システム、さらにダイナミックなハンドリングを持つフラッグシップモデルとして、多くのファンに愛されています。リコール情報こそありますが、メーカーとしての安全への配慮はしっかりと行われており、ユーザーへのサポートも手厚いです。改めて正しい手続きを経て、安全に楽しむことが重要ですね。

2024年12月11日 18時24分