プジョーe-208に見る欧州EV販売の成功

プジョーe-208が牽引する欧州のEV市場が好調で、ステランティスは10月の販売データを発表し、厳しい市場環境にもかかわらず電動車の販売を伸ばしていることが分かりました。特に、EU29カ国におけるバッテリー電気自動車（BEV）の市場シェアは12.5%に達し、前年同月比で1.2%増加しています。フランスでは販売台数が10%以上増加し、プジョーe-208は年初来のベストセラーEVの1つとなっています。

ステランティスの広範な電動車ラインナップの充実も、販売好調の要因と考えられます。BEVだけでなく、プラグインハイブリッド車（PHEV）、マイルドハイブリッド車（MHEV）など、多様な選択肢を提供することで、ユーザーのニーズに応えています。さらに、フランスとイタリアでは市場シェアが30%を超え、多くのモデルがトップ10にランクインしています。

ドイツでも販売台数が7%以上増加し、シェアは14%近くを維持しています。また、商用車部門も好調で、特にドイツでは23.3%の市場シェアを記録しています。これらの成果により、ステランティスは2024年1月から10月までのEU29カ国全体で17.5%の市場シェアを維持し、欧州内でのポジションを確保しています。

新たなEU規制に対応するための電動化戦略が順調に進んでいることが、今回の好調な販売実績に結びついているのは間違いありません。電気自動車市場がますます活気づいていく中、プジョーe-208をはじめとするステランティスの電動車が多くのドライバーに支持されることは、非常にポジティブなニュースと言えるでしょう。

2024年11月17日 23時21分