フィアットが創立125周年を祝う中、新世代のグローバルファミリーカー「グランデパンダ」を発表。電気自動車とハイブリッド車のラインナップで、イタリアンデザインと世界的な技術を融合。です。
フィアット・グランデパンダ:125年の歴史を背負う次世代エコカー
フィアットが創立125周年を迎え、トリノのリンゴット建物で「未来に微笑む」と題した盛大なイベントを開催しました。この記念すべき節目は、同社の豊かな歴史を祝うとともに、革新と顧客中心主義に焦点を当てた新たな章の始まりを告げるものでした。
イベントのハイライトは、新型グランデパンダの発表でした。この車は、フィアットの新しいグローバルファミリーの第一弾として紹介されました。グランデパンダは、イタリアンデザイン、グローバルプラットフォーム、そして地域のニーズに応える特性を兼ね備えています。
グランデパンダは、電気自動車(EV)とマイルドハイブリッド(MHEV)の2つのパワートレインオプションで登場します。
EVモデルの主な仕様:
- 電動モーター出力:111馬力
- バッテリー容量:43.7kWh(実用容量)
- 航続距離:約315km(WLTP基準)
- 急速充電:20-80%まで約26分(100kW充電時)
MHEVモデルの主な仕様:
- エンジン:1.2リッター3気筒ガソリンエンジン
- システム出力:99馬力
- トルク:120Nm
内装では、10インチのデジタルドライバーディスプレイと10.25インチのタッチスクリーンを備えた大型の楕円形インストルメントパネルが特徴的です。新しいインフォテインメントシステムは、音声制御に人工知能を使用する可能性があります。
外装デザインは、LEDヘッドライトを組み込んだチェック柄のバイザーや、ドアとブートリッドに刻印されたパンダの名前など、個性的な要素が満載です。
フィアットCEOのオリビエ・フランソワ氏は、グランデパンダについて「イタリアンデザイン、グローバルプラットフォーム、そして地域のニーズに応える特性を兼ね備えた車」と説明しています。
新型グランデパンダは、フィアットのローカル生産からグローバルプレゼンスへの移行を象徴する車種として、2025年の発売が予定されています。革新的な機能と手頃な価格設定により、ブランドの明るい未来を約束する一台となることが期待されています。
YouTubeチャンネル「 DPCcars 」の動画です