新型ヒュンダイ インスターEV:グローバル市場を狙う革新的な電気自動車

この記事で書かれている内容は、
ヒュンダイの新型電気自動車「インスター」が登場。カスパーの後継モデルとして、優れた航続距離と最新機能を備え、世界中の都市ドライバーを魅了する小型EVです。です。

ヒュンダイ インスターEV:都市型電気自動車の新たな基準

ヒュンダイ自動車が、新型電気自動車「インスター」を発表しました。このモデルは、韓国限定だったカスパーの後継車として位置づけられ、グローバル市場での展開を目指しています。

インスターは2種類のバッテリーオプションを用意しています。スタンダードバージョンには42kWhバッテリーを搭載し、航続距離は最大300km(186マイル)。ロングレンジバージョンは49kWhバッテリーを採用し、一回の充電で最大355km(221マイル)走行可能です。都市部での使用には十分な航続距離ですが、より大型のEVと比べるとやや短めです。

この点を補うため、ヒュンダイはインスターに急速充電機能を搭載。約30分で80%まで充電可能です。また、標準装備の11kW車載充電器を使用した通常充電では、約4時間で満充電になります。

駆動システムは、単一の電気モーターを採用。スタンダードバージョンでは95馬力、ロングレンジバージョンでは113馬力を発揮し、どちらも147Nmのトルクを生み出します。

インスターの特筆すべき機能として、双方向充電能力があります。これにより、電動自転車やスクーター、キャンプ用品などに電力を供給したり、逆にこれらのデバイスから車両へ充電することも可能です。

デザイン面では、カスパーの個性的な魅力を引き継ぎつつ、独自の要素を取り入れています。短く太い車体に、回路基板風のバンパー、スキッドプレート、ユニークなLEDデイタイムランニングライト、ピクセルグラフィックのターンシグナルなどが特徴的です。

内装は予想以上に広々としており、10.25インチのインフォテインメントタッチスクリーンと同サイズのデジタルメーターを装備。前席はウォークスルー可能で、全座席(運転席含む)を平らに折りたためます。後部座席は50/50分割式です。

インスターは2024年釜山国際モビリティショーでお披露目され、今夏まず韓国で発売開始。その後、欧州、中東、アジア太平洋地域へと展開される予定です。さらに、アドベンチャー志向の「インスタークロス」も近々ラインナップに加わる予定とのことです。

このコンパクトな電気自動車は、都市部での使用に最適化された設計と機能性で、グローバル市場での成功が期待されています。

YouTubeチャンネル「 DPCcars 」の動画です

2024年06月28日 2,558

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