ロールスロイス初となる電気自動車「スペクター」が過酷な雪の中走行テストを行った模様を収めたウィンターテスト動画です。
ロールスロイス「スペクター」
2021年9月、ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ブランドの創設者であるチャールズ・ロールスとヘンリー・ロイス卿が「世界最高のクルマ」を作ると合意した1904年5月4日以来、最も重要な製品を発売するという歴史的な発表を行った。
◆ロールス・ロイス スペクター
ロールス・ロイスは、内燃機関を使って「世界最高のクルマ」と称されるものをつくることで名声を築いてきたが、電動化という考え方は、このブランドにとってなじみの深いものである。
ヘンリー・ロイスは電気技師として人生をスタートし、静粛な走行、瞬時のトルク、無限に続くギアの感覚など、電気自動車の特性をシミュレートする内燃機関の開発に人生の大半を捧げました。
ロールス・ロイスの新車は、いつも冬に誕生する。
北極圏からわずか55kmのスウェーデン、アルイェプログにある同社が使用するビスポーク工場の気温はマイナス26度まで下がり、さらにマイナス40度まで冷やされる。
このような極限状態に製品を置くのには、いくつかの理由がある。最初のプロトタイプが作られた時、エンジニアは極限状態の中で非常に基本的なテストを行い、各システムが寒冷な環境でも基本的なレベルで動作することを確認する。
このテストは、洗練されたプロセスの始まりであり、ブランドにふさわしいモーターカーの基礎を形成するフィニッシングスクールの最初の「レッスン」とも言えるものです。
これは、騒音、振動、ハーシュネステストなど、自動車業界では一般的なプロセスから始まります。
主要なハードウェア部品の素材から、ドアゴムの密度、ブッシングコンパウンド、ファスナー素材、さらには接着剤の特性まで、さまざまな変数が影響します。
また、自動車の暖房、換気、空調、冷却システムの効率と同様に、極端な温度にさらされると、これらの変数の性能は大きく変化する可能性があります。
YouTubeチャンネル「DPCcars」の動画です